-あらすじー
人間界の海の底。
人間界とは異なる別世界で、自然を司り、不思議な力を持つ人々がそこで暮らしている。
16才を迎えた少女チュンは成年の儀式として、自然の理を観察するため、人間界に旅立つ。
その間は人間と接触してはいけないという掟があり、人間界では赤いイルカの姿で生活しなければならなかった。
チュンは人間界で出会ったある青年に興味を示すが、掟があるためか近づくことはせず離れた場所で見ていた。
人間界から去らなければいけない最後の日、網に引っかかってしまい身動きが取れなくなってしまう。
そこで最初に出会った青年が助けてくれるのだが、海底の世界と人間界をつなぐ渦潮に呑まれ、青年は命を落としてしまう。
チュンはその青年を蘇らせようとする。
だがそれはやがて大きな災いをもたらすことに……
チュンが、魚の青年と離れ離れになるとき、「わたしたち、また会える?」とつぶやく。
すると、老婆になった彼女が答えるように語るのです。
「私たちは、再び会える。どんなに姿が変わろうとも、お互いを見出すことができる」と。
このとき、やはりツインソウルを描いた映画なのだと確信しました。
映画の最後に老婆のチュンが話す言葉。
「奇跡を信じる? 人生は旅のようなもの。
どれだけの輪廻の末に、私たちはこの旅を経験できるのか。
人生は短く、最後にはすべてを失う。
もっと大胆に誰かを愛し、山を登り、夢を追っては?
そう、もっと大胆に。
私にもわからぬことが山ほどある。
多くの問題に答えはない。
だが、私は信じる。
天が命を与えてくれるのは、私たちが奇跡を作り出すためだと。」
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